プロフィール

今井 一(いまい はじめ)
ジャーナリスト。[国民投票/住民投票]情報室 代表。INIT(国民発議プロジェクト)運営委員。

ソビエト共産党の支配下にあったポーランドにおいて、”ODONOWA”(新しい波)と呼ばれる民主化運動が盛り上がり、独立自治労組「連帯」が誕生した 1981年以降、ソ連・東欧の現地取材を重ね、民主化の進行とソ連を盟主とした社会主義共同体の崩壊を見届ける。
1995年からは、新潟県巻町、同刈羽村、岐阜県御嵩町、名護市、神戸市、徳島市、米原町、岩国市など各地で巻き起こった住民投票の実施を求める人々の運動を精力的に取材。
また、 2004、2005年に、スイス、フランス、オランダ、2012年にスウェーデン、リトアニア、2016年にイギリスへ赴き、国民投票の実施実態を調査、現地取材。
2006年~07年には、衆参各院の「憲法調査特別委員会」に参考人及び公述人として5度に渡り招致され、国民投票のあるべきルールや諸外国での実態などについて陳述する。
2016年には、市民グループ「国民投票のルール改善を考え求める会」を立ち上げ、メディア関係者や国会議員との意見交換を重ねつつ、民間放送連盟や衆参の憲法審査会に対して積極的に働きかける。
2019年には市民による民主化運動が急速に拡大した香港へ。100万人、200万人規模の街頭デモを連発し「勇武派」と呼ばれる若者らは投石や火炎瓶などで武装警官らと戦闘を繰り返した香港。11月の区議選で民主派の候補が親中共派を圧倒するも、その直後に習近平・中国共産党は香港市民を徹底弾圧した。その香港の「春と冬」を取材すべく4度に渡り現地取材を重ねる。
これまでの国内外での取材を通して、主権者・国民が実効力をもって[拒否権・発案権・決定権]を行使できる制度を導入する必要があると痛感。2021年以降、仲間たちと共に、INIT国民発議プロジェクトを結成し、運営委員に。2023年春、INITは一般社団法人となる。

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